声で知る春の鳥たち 〜ウグイスとメジロ〜

らく~る

2025年04月18日 20:00

今朝、息子を幼稚園に送って行った時に見事な「ホーホケキョ」と言う声が!!
春の陽気に誘われて、木々の間から聞こえてくる鳥達の声。

「ホーホケキョ!」と聞こえたら、「あ、ウグイスだ!」と思いがちですが、桜の木で見かけるのは…緑のかわいいメジロだったりしませんか?

今日は、そんなウグイスとメジロの見た目と声の違いに注目してみましょう。



ウグイス:声で春を告げる“名歌手”



見た目は意外と地味で、茶色っぽい体に細身のシルエット。
でも、その声はまるで日本庭園に響く琴の音のような風情。「ホーホケキョ」というさえずりは、オスだけが春の繁殖期に発するラブソングです。

実はこの鳴き声、練習が必要で、若いウグイスは最初「ホー…ケキョ?」と不器用な鳴き方をします。何度も練習して、美しい鳴き声を習得していくんです。まさに“自然界のボイストレーニング”。



メジロ:かわいくて人気者、でも歌は苦手?



一方、よく花にくちばしを突っ込んでいる緑の鳥。これがメジロ。黄緑色の羽と白いアイリングがチャームポイントです。

鳴き声はというと、ちょっと高くて「チュルチュル」「チーチー」とした可愛らしい声。
でも、ウグイスのようなドラマチックなさえずりはなく、おしゃべり好きな印象です。



ウグイス色の真実?

ちなみに、「ウグイス色」と呼ばれる黄緑色、実はウグイスじゃなくてメジロの色がモデルだったと言われています。
和菓子の「うぐいす餅」も、見た目は完全にメジロ寄り。ちょっとした自然界の“名前間違いあるある”ですね。



見るだけじゃなく、聞いて楽しむ春

春の散歩道では、目に見える色だけでなく、耳を澄ませてみてください。
地味だけど美しい声のウグイス、華やかだけど控えめな声のメジロ。
その違いが分かると、自然との距離がぐっと近くなりますよ。

私自身このブログを書くまでメジロの事をウグイスと勘違いしてました^^;
花鳥風月を楽しむに1番良い季節なので、たまにはのんびり歩きながら木々を眺めてみるのも楽しいかもです♪